「念力岩をも通す」が修辞を超える!?2006年11月07日 01:21

Web日経で「考えるだけで模型電車動かす・日立が実験に成功」 という記事に出会った。すぐ思ったのが「念力岩をも通す」。精神をこめた力は非現実的威力を発揮するという、観念の世界の超越性を表現するラングそのものをイメージした。

もちろん、今回の 日立の試みはきわめて「唯物的」だ。人間の脳が活発に働いているとき に血流量が増大することが判明したことがベースだというからだ。実験では赤外線で脳内血流量の変化を測定する装置を頭に装着。模型の電車を走らせたいときは頭のなかで簡単な足し 算や引き算を繰り返し、それが脳の血流を増やす、ということを応用するとのこと。止めたいときには“計算”をやめて血流を減らせばいいということらしい。しかし、 「念力」という情報の発信は、必ずしも“有線”を前提とする必要はない。「念力」を受けとめ、それを読み解くソフトがインストールされてさえいれば、いわゆる無線でとばさ れてきた情報を捕まえるのは容易だ。そうであれば、見た目には「念力が岩をも通す」というのは、ごく日常的なレベルの現実となる・・!?。その延長上では、ソフトを組み込まれた 「人間」が、今回の実験でいえば模型電車となるのも時間の問題というべきだということになる・・。

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