通る、通らないはネーミング次第2007年01月18日 15:58

「ホワイトカラー・エグゼンプション」。一昨日、政府・与党は、25日に始まる通常国会への 法案提出を見送る方針を決めた。7月の参院選に向けて「サラリーマンを敵に回す」のはま ずいと判断したからとか。ふざけた話だ。

他方、今朝の朝日の経済面には、 経済界 から発せられた恨み節が紹介されている。曰く「名前が悪かったから――」。経済同友会 代表幹事の北城恪太郎によれば「高度専門職年俸制」ならいけたのに、とある。さすが 日頃キャッチコピーで生きている民間人というべきか。ネーミングを工夫すれば何の問題もなく ごくごくあっさりと法案は通過した例は多い。例えば、「盗聴法」といえばNGだったかもしれないのに 「通信傍受法」なんていう言い方をしたから通った。本来「戦争法」といえば本質をそっくり表現したはずなのに「周辺事態法」といったから有効な抵抗を受けることがなかったし、「住民基本台帳法」を「国民監視法」、「国歌・国旗法」を「非国民法」なんていってたらさすがにもめただろう。でも、最近はどんな言い方をしてもサクッといくと言ったほうが当たりかな・・。