Japan dot-com star jailed for fraud2007年03月16日 21:13

「インターネット企業の元CEO、金融スキャンダルで有罪判決」。 海外メディアも至急電で報じた。イメージとしては"Japanese version of Enron"。2年6ヶ月の実刑判決だった。 Japan dot-com star jailed for fraudはアルジャジーラの見出し。 「国策捜査(?)」とも言われたこの「事件」。執行猶予なしという点に、検察の意を酌んだ裁判官の意思 を嗅ぎ取るべきなのか。 カジノ資本主義ともいわれる現代資本主義。資本主義はもともとなんでもありの仕組みである。金融の ウェイトが飛躍的に大きくなってそれがより一層すごさを増した。だからコンプライアンスだとか企業 倫理だとかをことさらに強調する必要も出てきたのである。インターネット企業の元CEOは、この 「なんでもあり」を身をもって実践した。ただそれだけのことだといえばNihilismの謗りを免れないのだろうか。

判決理由の軸が「株主価値の重視」に背反しているというのは、裁判官もまた現代資本主義という病 にとらわれていることを如実に示す。

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