グーグルが「論文作成代行業」の広告を禁止2007年05月27日 19:18

英国グーグルが、論文作成代行の広告を禁止する という。端的に言えば、「論文作成代行」が、「麻薬」や「武器」などに関する禁止条項 と同様の扱いになり、「グーグル検索サイト」への広告掲載が拒否されることになったということである。要するに「完成済みレポートを学生がインターネットで購入し、それに自分の名前 を書いて講義のなかで提出する」例が頻出し、「学士号の妥当性の脅威になりつつある」からというのがその理由。「学士号の妥当性の脅威」といういかにも 直訳風の生硬な言い方が笑いを誘うが、ことは笑っている場合ではなく、本人が書いたものではない小論文・卒業論文に対して「学士」の称号を与えるのはいかがなものか、という大学側の 声が悲痛なそれになりつつあるということだ。

しかし、グーグルが、広告掲載を止めたところで、他の検索サイトには掲載されるだろうから、ほとんど意味はないというべきであろう。 もちろん、広告ではなく、「論文作成代行」というキーワードからこれに対応する“企業”のサイトを検索することはきわめて容易である。ちなみに、日本語のグーグルで、この作業を 試みてみると、出てくるわ、出てくるわ・・。少し前までは(あるいは現在でも?)、レポートや小論文を、Webから適当に探し出して、コピー&ペーストで作成して、何食わぬ顔で提出する というのがあったが、普段の文章との違いが一目瞭然といった按配で、出所の探索も簡単だった。しかし、代行サービスともなれば、あいてはいわばプロ。これはかなり手ごわいと見たほうが いい。そのうち、依頼する学生に簡単なplacement testを行ったうえで、それに適合する論文を作成して納入するなどという、カスタマイゼーション・サービスも出現するのでは あるまいか。誤字・脱字の割合が5%、文法的誤りについて致命的箇所3箇所、許容可能箇所10個所、ロジックがとぶ箇所7箇所を入れた論文といったような・・。こわい話だ。