ネット検索数でインフルエンザ流行を予測2008年12月12日 22:23

インフルエンザ関連の言葉・用語がネット検索されるのを観察すると,インフルエンザの流行についてある程度予測できることが,アメリカの研究(アイオワ大等+ヤフーの研究)でわかったという。要は,身体に不調を感じた人の多くが,ネットで医療情報を得ようとする行動パターンをとる,ということにポイントがあるらしい。「ウイルス検査で陽性反応が出始める1~3週間前、死者が増え始める5週間前ごろに、検索件数が急増」とある。ということは,検索する者の多くは,自分の身体の異変がインフルエンザかもしれないと見当つけることができるということである。が,例えばインフルエンザであることを確信したとして,その後いかなる行動にでるのか,ということが問題だ。医療機関に駆け込むのか,いわば民間療法のweb版の類にたどり着くのか。このあたりのことはどうなっているのか。

記事は「こうした手法が間違った予測を広めたり、検索の利用者のプライバシーを侵害したりする可能性がある、と指摘する声もある」ことにもふれている。確かに,作為的に「検索数の増加」をはかるのはたやすい。実際には“発生していない”感染症がまるで現実であるかのように示すことは大いにあり得る。だから流言飛語が大変なパニックをよぶ,ことも否定できない。また,検索者のweb上の軌跡(経路)は技術的にはすべて把握可能だから,場合によってはプライバシーを侵害する結果となることも容易に想像できる。怖いはなしである。

それはさておき,本日,インフルエンザ予防ワクチンを接種した。今年も“気休め”,から自由になれなかったというわけである。情けない話しなのであるが,ホントはこれをいいたかった・・(^^ゞ 。