高橋和巳の時代?2009年08月31日 02:10

民主党圧勝。
2005年の郵政選挙とおんなじ構図。
ワンフレーズ,シングルイッシュウだけの選挙。
結果は,
前回よりも勝者のプレゼンスがはるかに派手に見える。
実際は,前回の勝者よりも,
単独では気持ちだけ上回っただけである。
もっとも4年以内に行われる次の総選挙でも
同様の“雪崩”現象が生じるかといえば,
三回目はそう単純ではない可能性が高い。
政界再編で政党がガラッと変わるかもしれない,
ということを措けば,
今回与党となる民主党の対応(政策)
次第だろうからである。
これまでの与党が前提し,
増幅してきた市場主義を
どれだけ相対化できるのかに
かかっているというべきである。
まっとうな生をささえる環境にたいする
想像力の問題といっていい。
いずれにしても
選挙にあらわれた現象は,
「行列のできるラーメン店」の問題と
同位相ではある。

i-PodをONにしたら,
ぐうぜん森田童子がうたっている。
♪♪机の上の高橋和巳はおこった顔してさかさに見える。
どうして生きていいのか解らぬふたりが
畳の上にねそべっている・・♪,と。
実は,この「孤立無援の唄」
よく似合う時代に入ったのかもしれない・・。