「民間療法にも保険適用」2010年02月15日 21:48

脳科学者の池谷裕二が,
プラセボ効果について書いている(『エコノミスト』“闘論席”)。

男性ホルモンを人間に注射した実験の紹介。
一般に男性ホルモンは挑戦的、攻撃的になることと関係するように
思われているが、実はどうなのかという話である。

端的にいえば、本人に知らせずに,男性ホルモンを注射した場合、
「俗説とは裏腹に」攻撃性はむしろ後退し、
「男性ホルモンを投与する」と伝えた上でニセ薬を注射すると
“攻撃性”が高まる結果が見られたということである。
これを、池谷は「科学的事実だけでなく、社会通念もまた真実を作る」と説く。仮にこれが真だとすれば、このことから、どんなことが推測できるだろうか。

とりあえず、こんなことが言えそうである。
それは、「これで奇跡的に治った私」の類が後を絶たないとか、
あるいは小集団を率いる“教祖”がいつの世にも簇生するには、
それなりの理由がある、ということである。

ある人は「心から信じて、自らの治癒力を引き出す結果」となった(でも、科学次元での普遍性をもたないがゆえになんぴとにも通用するわけではない)。
厳しきことこの上ない“修行”に堪えてこそわがものとなる“超能力”というストーリィの出現・・。

と、みれば、“鳩山、「民間療法への保険適用」の検討を開始”、との見出しあり。これって、つまりは(近代)合理主義を
One of themに寄せちゃうということだよね!



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