「3.11」という歴史的事象2011年03月15日 12:07

巨大震災に遭遇した。
多くの知人からお見舞いのメールや電話をいただいた。
今朝、ある知人に以下のようなメールを送信した。

ご心配をいただき恐縮です。

家の中はめちゃめちゃですが、無事です。

電気がストップし、かつケータイのバッテリーも

震災後まもなく上がってしまって、

通信環境がアウトになっておりました。

ネット時代とはいうものの

種々の情報端末も含めて

電気(バッテリ)の問題にすぐ直面した格好です。

大学のサーバもようやく今朝復旧しました。

ソーシャルメディアが触媒になったという

ジャスミン革命を分析するとすれば、

対自化せぬまま即対応を迫られるメディア

ということと同時に、この通信環境の問題は

重要な論点の一つではないかと思った次第です。

 

ともあれ、

今回の揺れはこれまでに経験したことの無い規模でした。

大学の研究室も本の海と化しました。

いまは入室禁止になっております。

ともあれ海辺に近いところでは、

破滅的な状況になっているようで、

知り合いがどうなっているか

非常に心配しているところです。

ゼミ生ついてもまだ全員の無事が確認できておりません。

石巻や塩釜から通っている学生もいますので

心を痛めております。

原発についても、

どうやらきわめて深刻な状況に突入しているように思われます。

「3.11」がまさに新たな歴史的事象になりました。

 

わたしたちが

いかにもろい社会的基礎の上で

日常を過ごしているのかを

あらためて痛感させられました。

ライフラインは、電気、水道は復旧しましたが、

ガスについては最低1ヶ月はかかるだろうと

報道されています。

東北新幹線も今月中の復旧は見込めないようです。

もちろんライフラインにとどまらず

「経済社会」というあり方が俎上に載った

ということだと思います。

 

昨日は暖かい日でしたが、本日は一転、

冬日となりました。

取り急ぎ、御礼方々、ご報告申し上げます。