『河北新報』記事の続報。2007年02月18日 10:10

昨日エントリーした専門学校生の資格取得問題について、河北に続報が載った。きょうも 1面トップ。これによるとやはり専門学校側に問題があったとはっきり書いてある。学校側 は「一年生のときのカリキュラムにミスがあり、最後まで遅れを取り戻せなかった」と明言した、と。 社会面(16版27面)には、専門学校主催で昨日開かれた生徒・保護者への「説明会」の紹介がある。 「非難続々 荒れる説明会」がその見出し。卒業予定の生徒が語っている。「勉強しても勉強しても (併修先大学の)単位が取れない。入学してすぐにおかしいと思った」「途中でころころ カリキュラムが変わり、一貫性がなかった」などなど。

しかし、昨日の『河北』では、専門学校側の落ち度の内容への言及はなかったし、のみならず きょうの記事でも「カリキュラムのミス」の中身にはまったくふれられていない。併修先の短大の単位が とれないような「カリキュラム編成」とはどんなものであり、なぜあってはならない間違った 「編成」になってしまったのかについてのつっこみがない。これをはっきりさせれば 専門学校とは何なのか―ビジネスとしての学校経営の問題―が浮かんできただろうし、その先にこの 見通しのない国が抱えている教育問題がいかに深刻なものかが見えてきたはずなのだ。

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