電車(バス)の中でのジョーシキを超える行為2007年01月20日 18:53

土曜日の日経朝刊には付録がある。「NIKKEIプラス1」。本日の「何でもランキング」 は「気になる 車内のマナー」。インターネットでとったアンケート結果だという。1位は 「子どもが靴を履いたまま席に立つ・座る」(713=1,000人中、以下同じ)。2位「ご みを残していく」(618)、3位「騒いでいる子どもがいるのに親が注意しない」(605)、 4位「降りる人が降りる前に乗り込む」(546)、5位「指定された場所以外で喫煙する」 (491)などとなっている。1,3が子どものしつけに関わる問題が「気になるマナー」 というわけである。

その他には「ごみを残していく」、「席に荷物を置く」、「ぬれた傘が人に触れているのに気にしない」、「座って組んだ足先が 立っている客の衣服を汚す」などがランクイン。要するに公共という概念の未成熟ということ なのだろうが、簡単に言えば想像力の欠如にほかならない。想像力には“思いやり”の 意味が含まれるからである。

それにしても、と思う。20番目までに「車内での 飲食」や「車内での化粧」はないのはなぜだろう、と。車内での飲食や化粧は当たり前 のことで、「気になるマナー」という範疇にはもはや入らないのだろうか。謎というほか ない。もっとも「化粧する行為」を見させられる不快にこだわってはいられないのかもし れない。過日の夜電車に乗ったとき、「化粧を落とす行為」を目撃した。 乗り合わせた他人は同じ位相の人間ではないことの宣言が読み取れた。まっこと恐ろしか 光景じゃった。

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_ もっとコミュニケーションを楽しもう! - 2007年01月21日 15:41

1月20日 日本経済新聞「気になる車内のマナー」