仙台市長選,結果でる2009年07月27日 10:45

仙台市長選。
前回(3日前),ここで予想した通りの結果が出た。
かつて「引っ込み思案だった」少女が,
時をくぐり抜け,市長に就くことになった。
政令指定都市初の女性市長という。

配偶者や長女・長男も加わった“万歳三唱”は,
図柄の欲しいメディアの要求だったのか,
心からそうしたかったのかは分からないが,
いささか時代がかってみえたのは否めない。
もっとも,最近のアスリートにめだつ,
いっせいに腕を伸ばしつつ,
人差し指を上に突き上げる場面もあったから,
何れもメディアに流れるのを意識した
仕種だったということなのだろう。

ところで「はじける表情が楽しみ」だった彼女の配偶者。
高校も後輩で,
“硬派”の新聞をつくる部活動もわたしと同じだったから,
結構古くから知っている。
そうした“出自”をもち,
昔から老ティーン然とした風貌から受ける印象とはちがって,
俗なのか脱俗なのか不明の,
軽~いノリが持ち味の人物である。
その彼の表情が,
当選が決まっても一向に変わらなかった。
はじけなかった。
ことの重大さに逢着してということなのか,
まったく面持ちをくずさなかった。
地元紙に
「『長い演説もノー原稿で数字がよどみなく出てくる。本当に妻なのか,と驚いた』と振り返る」
と彼の談話が載っている。
これは本当は,
軽みの域で言っているはずである。
シャレで言っているはずである。
しかし,必ずしもそのように伝わってこない。
マジで言っているようにも読める。
百万都市をつかさどるというのは大変なことなのだと
あらためて識らされる瞬間である。

昨夜は,当選にともなう
一連の儀式終了の頃合をはかって駆けつけた。
しかし,生憎まだメディアの取材が続いていた。
祝いのことばを手短に述べ,
すぐに選挙事務所を後にした。
雨はあがっていた。