市場メカニズムの“貪欲さ” ― 2006年09月03日 17:11
今朝の朝日(12版 14ページ 文化芸能)に、「“マイナー”競技 中継合戦」の見出し(
Webではこちら)。要するに、今まではあまり中継されてこなかったスポーツに民放各局が競って触手を伸ばしはじめた(って言い方あるかな・・?)のを扱った記事だ。これだけだと民放も捨てたもんじゃない、と早合点するかもしれない。が、民放がターゲットとして関心をもつのは、マイナーとはいえあくまでも「世界大会」の競技限定。メダル獲得で一気に大化けする(させる)最近の動向を反映したものだ。卓球、バスケットボール、女子ソフトボール、柔道、レスリング等々、そういえば何となくそんな感じがしてくる。
ただし、こうした動きの背景にあるのは「メジャーなスポーツでは放映権料が高騰している」こと。要するに「人気スポーツが多様化している」のに乗じて、たとえマイナーでも“世界一”になった時のインパクトの大きさはリスクをおかしてもなお魅力をもつということにほかならない。何のことはない、市場メカニズムの貪欲さが生み出した動きということだ。これが、「いまは、マイナー。しかし明日はメジャー」を“世界大会”抜きで実現するのであれば「市場メカニズムの“面白さ”」ということになる。メジャーな競技の放映権料の高騰が、テレビメディアをマイナーな競技へと誘い、これまで競技の片隅でほそぼそと生きながらえてきた種目にスポットライトをあてる、というように、一種の均衡化作用が働くのであれば、これはいささか評価に値するからだ。もちろん、こうした面白さを演出できるほど、いまのテレビメディアが成熟しているとは思えない。ありえない話だ。「国営」放送に期待するか・・!?。
ただし、こうした動きの背景にあるのは「メジャーなスポーツでは放映権料が高騰している」こと。要するに「人気スポーツが多様化している」のに乗じて、たとえマイナーでも“世界一”になった時のインパクトの大きさはリスクをおかしてもなお魅力をもつということにほかならない。何のことはない、市場メカニズムの貪欲さが生み出した動きということだ。これが、「いまは、マイナー。しかし明日はメジャー」を“世界大会”抜きで実現するのであれば「市場メカニズムの“面白さ”」ということになる。メジャーな競技の放映権料の高騰が、テレビメディアをマイナーな競技へと誘い、これまで競技の片隅でほそぼそと生きながらえてきた種目にスポットライトをあてる、というように、一種の均衡化作用が働くのであれば、これはいささか評価に値するからだ。もちろん、こうした面白さを演出できるほど、いまのテレビメディアが成熟しているとは思えない。ありえない話だ。「国営」放送に期待するか・・!?。
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