マルクス著『フランスの内乱』の“効用” ― 2007年01月22日 21:03
「フランスでは、普仏戦争(プロイセン-フランス戦争)の
敗北後、第三共和政が成立した。」これが歴史的に真なのか偽
なのか。20日実施されたセンター試験の「世界史B」の出題に
対し、河合塾が異議を申し立てたという。昨日、NHKのラジオニュース
で聞いた。
異議の内容はこうだ。大学入試センターの 「正解」は、上記命題を歴史的に「真」とすることを前提としている。 しかし、入試センターの示す見解、つまり、普仏戦争におけるナポレオン3世 の敗北→第二帝政崩壊→第三共和政の成立 という流れに即して考えると、ナポレオン3世の敗北とは1870年のスダン の戦い、においてであり、かつ普仏戦争の期間は1870年7月~1871年2月 ということだから、第三共和政の成立は「普仏戦争後」 ではなく、「普仏戦争中」ということになる。つまり上記命題は 歴史的に「偽」であると考えるべきではないか、と。
しかし、どうだろう。むろん第三共和政については何をもって成立とみなすのかの厄介な問題はあるだろう。が、基本的にはジョーシキの問題ではないのか。例えば 昔の高校生であれば間違いなくあっさりと「正解」に到達したはずだ。河合塾の 指摘するようには考えなかっただろう。なぜなら昔の 高校生の必読文献の中に『フランスの内乱』(マルクス) があったからだ。わずか数ヶ月で崩壊した“パリ・コミューン”のあと 第三共和政が成立したというのは誰もが知っていた(はずだ)。もっとも、 知識そのものは、コミュニティ(地域コンミューン)を拠点としつつ、上部構造としての 国家の廃棄をめざした「パリ・コミューン」を徹底弾劾するマルクスの見解―彼は 国家の奪取を強調した―を単純になぞるだけだった、というのはあったものの・・。
異議の内容はこうだ。大学入試センターの 「正解」は、上記命題を歴史的に「真」とすることを前提としている。 しかし、入試センターの示す見解、つまり、普仏戦争におけるナポレオン3世 の敗北→第二帝政崩壊→第三共和政の成立 という流れに即して考えると、ナポレオン3世の敗北とは1870年のスダン の戦い、においてであり、かつ普仏戦争の期間は1870年7月~1871年2月 ということだから、第三共和政の成立は「普仏戦争後」 ではなく、「普仏戦争中」ということになる。つまり上記命題は 歴史的に「偽」であると考えるべきではないか、と。
しかし、どうだろう。むろん第三共和政については何をもって成立とみなすのかの厄介な問題はあるだろう。が、基本的にはジョーシキの問題ではないのか。例えば 昔の高校生であれば間違いなくあっさりと「正解」に到達したはずだ。河合塾の 指摘するようには考えなかっただろう。なぜなら昔の 高校生の必読文献の中に『フランスの内乱』(マルクス) があったからだ。わずか数ヶ月で崩壊した“パリ・コミューン”のあと 第三共和政が成立したというのは誰もが知っていた(はずだ)。もっとも、 知識そのものは、コミュニティ(地域コンミューン)を拠点としつつ、上部構造としての 国家の廃棄をめざした「パリ・コミューン」を徹底弾劾するマルクスの見解―彼は 国家の奪取を強調した―を単純になぞるだけだった、というのはあったものの・・。
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