キュウマ更迭2007年07月05日 08:57

あっという間に「過去」のこととなってしまった。「大過去」になったというべきかも知れない。例の「しょうがない」発言のことである。もう、メディアもニュースねたからはずしたかのようである。キューマ措置、キューマみる、キューマしのぎ、キューマ危機などの駄洒落以外は・・。

それはともあれキューマさん。ちょっと目をとめたのが次のくだり。「説明すればわかってもらえるという自信があったが、報道をみると言い方がまずかった。会場で質問があればその場で打ち消していた」(Asahi.com)。なぜ目が行ったかといえば、「しょうがない」発言がとびだした「講演」というのが千葉の私立大学だったいうからである。いま時、防衛省大臣を講演に呼ぶ大学があるとしたら、それは“提灯持ち”かその類であって、“大臣”の発言を糾すような聴衆はそもそも排除されていると考えるべきだろうし、質問があるとしたらサクラのそれにほかならないとみるべきだろう。発言内容を糾すような聴衆を排除するというような意思決定は1つだにないというのであれば、“異論”“反論”“オブジェクション”を表出する学生はそもそもまったくいないからということに違いない。最近の大学生で、きちんと批判を口にできるというのは極めて稀なことになった。いまの日本の大学では、まともな批判精神を発揮する学生が在学するところはそれこそ絶滅危惧種になった。かぞえるほどしかないのではあるまいか。過日、何かの折に“ナンセンス!”って知っている?と学生に聞いたら、「バカにしないでください。無意味ということでしょ」といわれた。ちがう、ちがう「異議なし!」「ナンセンス!」の「ナンセンース!」なのだといっても通じなかった・・。

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