楽天球団,優勝戦線へ2009年10月03日 22:43

楽天イーグルスの,
クライマックス・シリーズ進出が決まった。
一昨日,ソフトバンクとの直接対決を制し,
何ヶ月ぶりかで2位に浮上した。
その勢いを駆って今夜は西武に圧勝。
球団創設5年にして初めて
優勝戦線にかかわることとなった。

いわゆるIT企業「楽天」に対しては,
さほどいいイメージはない。
効率と経済的合理性とを,
耽々とドライに追求する企業
という感じがどうしても
つきまとうからである。
社長&会長の三木谷が,
ハーバードで身につけたという,
アメリカ流合理的経営学をベースに,
ネットの特性を
誰よりも知り尽くす形で,
楽天市場が運営されている,
と思われるからである。

が,まことに不思議なもので,
日に日に楽天イーグルスは,
地元球団という心性が強まってくるのがわかる。
勝てば気分がよいし,
負ければ新聞のスポーツ面は,
ショートカットしてしまうようになった。
いわば郷土や血縁,地縁を紐帯とするまとまりに,
からめとられてしまっている(笑)。

だから,
いわゆる“レーニン最後の闘争”を想起せよ,
ということになる。(^^ゞ
レーニンは,
「抑圧民族の民族主義と被抑圧民族の民族主義」とを
同様のものと扱ってはならないと主張した。
「おれの民族主義とおめえの民族主義は同じじゃねーか,
何いってんだ,ばぁーろ」
と抑圧民族に属するものが,
つい口にしちゃう状況を喝破したのである。
郷土愛(のようなもの)に傾く
あやうさを透視したのである。

ま,たかが野球なのだ・・,というのがあぶないのである。(笑)

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