「月刊アスキー」の“脱PC宣言”2006年07月19日 22:10

朝日新聞のきょうの朝刊。経済面(13版)に載った小さな囲み記事のタイトルは「『月刊アスキー』脱PCへ一新」。1977年創刊の「月刊アスキー」が、ついに「パソコン総合雑誌」の看板をはずすという内容。2ヶ月休んだあと、新雑誌としてリスタートするとある。

思えば、ちょうど10年ほど前、パソコン雑誌が書店といわず家電量販店、コンビニなどいたるところであふれていた。似たような紙面づくりの雑誌が次々と刊行され、よくもまあ、読者がつくものだと不思議に思ったことが思い出される。

最盛期の発行部数20万に対し、最近は4万部にまで落ち込んでいたようだ。裏ワザなどの操作も含め、すでにユーザーも一通りこれを覚え、知らないことはネットに聞く、ということだから、“脱パソコン”の紙面づくりは必然なのだろう。

問題は、雑誌の新しいコンセプト。「アスキー」という名称は継続するらしいが、これはもともと、コンピュータで情報をやり取りするための文字コード体系のことだ。だとすれば脱パソコンではあっても、デジタルにはこだわった編集方針になるということなのか。

間違っても、アクセスランキングで紙面づくり、なんてことにはならないように期待したい。とはいっても、「月刊アスキー」はもう何年も手にしていなかった・・(;^_^A 。