日銀総裁の村上ファンドへの出資問題 ― 2006年06月14日 22:35
日銀の福井総裁が村上ファンドに1千万出資していたことが明るみに出た。総裁になる前(正確には日銀の副総裁を辞めて総裁になるまでの間の富士通総研の理事長時代)に「もの言う投資家」としての村上世彰の志に魅了され、村上ファンドに出資したというのがその内容。日銀の内規や法的レベルでは問題なし、というのが政府・与党の判断とのこと。しかし、総裁就任後も出資を引き上げなかったらしいから、日銀総裁=金融政策の元締めとして考えると妙な違和感はぬぐえない。
いま1千万円を銀行預金すれば1年で得られる利子はせいぜい5万円ほど(利率0.5%で算出)。金融政策が超低金利(限りなくゼロ金利に近い)を追求してきたからだ。つまり「妙な違和感」は、超低金利(ほぼゼロ金利)を政策的に貫きながら、自分だけは「こんな低金利でやってられるか」とばかり村上ファンドに金を預け、結果として年利20%以上を取得していたという構図が浮かびあがるところに発している。これは、どうみてもやっぱり変だね。
いま1千万円を銀行預金すれば1年で得られる利子はせいぜい5万円ほど(利率0.5%で算出)。金融政策が超低金利(限りなくゼロ金利に近い)を追求してきたからだ。つまり「妙な違和感」は、超低金利(ほぼゼロ金利)を政策的に貫きながら、自分だけは「こんな低金利でやってられるか」とばかり村上ファンドに金を預け、結果として年利20%以上を取得していたという構図が浮かびあがるところに発している。これは、どうみてもやっぱり変だね。
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