私大、受験合格者は半数以下!? ― 2006年08月16日 22:42
昨日から日本経済新聞の特集「大学激動」第7部がスタートした。ピーク時に200万人を超えた18歳人口が130万人台へと激減する状況の中で大学がどうすれば学生に入ってもらえるのかをあらためて取り上げる企画。
しばらく前から様々な観点から議論されてきた「大学全入時代」。昨日、今日の記事には、しかしながら、結構衝撃的な数字が並んでいる。今春の志願者は、いわゆる難関国立大12校では前年比2.8%増だったが、それ以外ではマイナス1.4%。私立大ではわずか23校に全受験生の44.6%が集中した。しかも私大では推薦入試やAO入試で入る学生が過半を占めるに至った。つまり私大では、一般入試を受験して入るのは半数以下ということだ。もはや「計画的、系統的に受験勉強をして大学に入る高校生は3割強」に過ぎず、「家庭で全く勉強しない高校生が4割」に達した。と、いうことは、おそらく高校の授業で身を入れて“べんきょう”することもないだろうから、結局のところいまの大学生の圧倒的多数がせいぜい義務教育終了時の“知のレベル”でスタートしているということになる。
そして迎える大学の4年間。多くはバイトであけくれる。卒業時には、入学時の知的水準をあきらかに下回るのが現実。まともな状態に“戻す”とすれば気が遠くなるような手当てが不可欠だ。ゼツボー的状況というべきか、底が深い分、効果もすぐに目に見えてあらわれるラッカン的状況ととらえるべきか・・。
しばらく前から様々な観点から議論されてきた「大学全入時代」。昨日、今日の記事には、しかしながら、結構衝撃的な数字が並んでいる。今春の志願者は、いわゆる難関国立大12校では前年比2.8%増だったが、それ以外ではマイナス1.4%。私立大ではわずか23校に全受験生の44.6%が集中した。しかも私大では推薦入試やAO入試で入る学生が過半を占めるに至った。つまり私大では、一般入試を受験して入るのは半数以下ということだ。もはや「計画的、系統的に受験勉強をして大学に入る高校生は3割強」に過ぎず、「家庭で全く勉強しない高校生が4割」に達した。と、いうことは、おそらく高校の授業で身を入れて“べんきょう”することもないだろうから、結局のところいまの大学生の圧倒的多数がせいぜい義務教育終了時の“知のレベル”でスタートしているということになる。
そして迎える大学の4年間。多くはバイトであけくれる。卒業時には、入学時の知的水準をあきらかに下回るのが現実。まともな状態に“戻す”とすれば気が遠くなるような手当てが不可欠だ。ゼツボー的状況というべきか、底が深い分、効果もすぐに目に見えてあらわれるラッカン的状況ととらえるべきか・・。
最近のコメント