知事と高校生、どっちが大人?―山形の場合2007年01月26日 12:31

今朝の朝日の『声』欄に「物言う若者を認める社会に」というのが載った。取り上げている中味には、怒り、というより笑いと哀しみを感じる投書だった。山形の私立高校生が、07年度から私立高校への助成金を削減するという山形県の方針にNo!をつきつけ、抗議集会を県庁前広場で予定したのに対して、県知事が広場使用代金(9万円弱)を徴収したのを弾劾するというのがそれ。県の公園や広場については基本的に使用料を徴収する規定があるものの、「特に公益性が高い催しの場合、使用料の全部か一部を免除できる」特例があり、これまで使用料を徴収したことはなかった。つまり、高校生の集会が初の課金のケースとなった。投書主はいう「県の方針への彼らの意思表示は立派な公益性をもつではないか」と。「親の懐を心配する高校生が,社会に向け発言しようと開催する集会に対して、なぜ県は寛容になれないのか。」と。まったくその通りだ。異議ナシ!

山形県知事は、おそらく「成人」の年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正案には真っ先に反対するのだろうな。ともあれ「怒り」よりも「笑いと哀しみ」をおぼえさせる知事の行動ではある。がんばれ!山形県の私立高等学校生・・。