本読みの“ある物忘れ対策”2006年10月03日 19:12

本を読んでいるときに、他の書物が引用されていたり、紹介されていたりするのはごく ありふれたこと。あるいはただ参考文献としてだけ挙げられている場合もある。いずれ にせよ、読み手として何らかの勘が働き、ぜひ目を通すべき文献だと思った時、最近は 何かと日常的に負ぶさっている書店にネットで即注文することが多くなった。外出する ときも、ほぼ常にノート型PCをもち、ネットに入れる装備だけはもっているので、一応 “どこでもドア”なのである。

ところが、思い立ったら即発注というこのスタイルが結構後始末に困るという意味で厄 介になるケースが増えてきた。デジタル財のように、「サプライ・オン・デマンド」で注文 したら直ちに手元に届くというのであればもちろん問題はない。しかし、早くて2日後、 平均的には4,5日近く経過したのちに落手ということになるので、多くの場合す でにリアルタイムでは読む本が別になっている。したがって、届いた本をなぜ注文した のかについて、その必然の経路がまことにあいまいになってしまうのである。物忘れの 典型的症状といっていい。

昨日届いた『エコノミスト』(毎日新聞社)10月10日号。 これに日垣隆がちょっとしたアイデアを書いている(『敢闘言』)。日垣は(も)、「小 さいころから常に物を忘れるので、忘れてもいいように」いろいろな対策を講じてきた らしい。で、上記の問題を当方と同じように抱えているようだ。そして曰く。「たまたま 読んでいた本で別の本が紹介されていたときは、読みながらそのページに付箋を貼り、読 了後にそのページと表紙をコピーして、目的の本が到着したらすぐ中に挟んでおく。その 本が必要だった理由は、紙が覚えてくれている。」はたして実用に耐えうる方法だろうか? たぶん、「こと」はこれほど単純ではない・・。でも、少しだけ試してみよう、かなぁ。