「昭和くさい」が後押しした千葉県知事選2009年03月31日 18:59

先日,森田健作が千葉県知事に当選した。
「知名度」はあるが,
タレントとして知られたのは
30年以上も前である。
すでにpeak offしてからの時間のほうが長い。
にもかかわらず,「知名度」が効いた。
ただし,新聞メディアの
「投票を終えた人たちに聞く」によれば(朝日新聞;30日朝刊),
「高い知名度」→「東国原・橋下型メディア露出期待」の系で
「投票」したのは,
もっぱら40代以上の中高年だった。
メディア即テレビ世代,
いいかえれば「昭和世代」が森田知事誕生を支えた。

ところで,きょう甲子園では,
「21世紀枠」の利府高校(宮城)が
早実を破ってベスト4に躍り出た。
けっこうなサプライズである。
その利府高校,
昨日から,きょうにかけて
野球外のことで話題となっている
選手の一人が,
自分の携帯サイトのブログで,
初戦の相手を
「昭和くさい」と“侮辱”したというのである。
相手をくさしたり,見下したり,辱めるのに
「昭和くさい」と表現する,
というのを初めて知った「昭和くさい」者にとっては
ちょっとした驚きである。
いまの高校球児にとっては
メディアといえばネットであり
ケータイである。
少なくとも即テレビではない。
利府高校の場合,
全選手がケータイ・ブログを愉しんでいるという。

「昭和くさい」世代が誕生させた今回の千葉県知事。
セピア色に浮かぶ知事ははたして時代に通じるか・・。