いま埴谷雄高なのだとか・・2007年03月10日 22:55

ブントってなんだ?形而上学とは?“しりょう”と読むのか“しれい”というのか?等々。 今朝の日経の文化面を見て、高校1年の時の部室での戯言というよりすごくマジな会話を 思い出した。「作家・埴谷雄高 没後10年」という特集企画。『死霊』再評価の 機運があり、今秋には神奈川近代文学館で「無限大の宇宙-埴谷雄高『死霊』展」の開催が 決まったという。なぜいま『死霊』なのか。秋山駿は「『死霊』は自分とは一体何 であるかを問う『自分探し』の究極のかたちを示した長編小説・・。今の若い人たちが直面 する『自分探し』や、深い孤独とも重なっている」と気いた風なことを言っている。 「自同律の不快」が「自分探し」とかぶっているといいたいらしい。嗤ってしまう。

それにひきかえ佐伯一麦は「高校の文芸部時代、僕が最も強く影響され、仲間とよ く議論したのが『死霊』だった。『死霊』に登場する、自己が自己に重なることに不快を示 す『自同律の不快』という言葉は、私小説を書いてきた僕にとって私とは何かを考える上で 重い」とわかっている。

佐伯一麦とは、高校が同窓だ。たしか彼が一回りくらい下のはず。彼も高1の時には“しりょう” か“しれい”かどっち?なんてとってもナイーブな会話をしていたに違いないな・・Ach! む? Pfui!。