未完成の「脳」とタミフル2007年03月21日 17:49

厚労省は、インフルエンザ治療薬「タミフル」を10歳代(10歳以上19歳以下)には 原則使わせないことにした。深夜零時に発表するという異例の措置だった。 未成年のインフルエンザ患者に見られる異常行動と、タミフルの服用とは関係ない としてきた見解を事実上変えたことになる。これまでは、子どもがインフルエンザ にかかること自体が異常行動を引き起こすこともあるというような言い方をしてき た。しかし、直接的には、服用した子どもの異常行動に関する新たな届けが昨日(20日) あって方針を変更したもよう。当然のこと。素人から見れば遅きに失した措置という印象だ。

未成年の場合、脳は発達途上にあるので、例えば高熱が出るとその 影響は大きく、そのうえ薬による作用が加わればダメージが倍加するということ なのだろう。

そういえば、流行性感冒(かつては インフルエンザというよりはこう言った。つまり流感)に罹って、高熱が出る と、頭の中に渦巻きだったり、迷路めいた模様だったりが出てきてうなされたこと を思い出す。中学に入るあたりで、いつのまにか熱が出てもそんな幻視 がなくなった。脳が成年のそれになったということだったのだろうか・・。