いずれ公僕はGPS(全地球測位システム)の監視下に?2007年11月03日 23:45

昨日の新聞(朝日・政治面)に「GPSで秘密行動させぬ」という小さな記事があった。防衛相・石波が,前事務次官の在任中の無断?休日ゴルフを教訓化し、防衛省幹部は居場所を明らかにすべし、と主張しつつ、GPS機能付ケイタイ所持の義務化をはかるという内容。 “軍事オタク”というのが石波の異名のようだが、まさにそれを証明する話とみられる。ピンポイント攻撃の威力に篭絡されてしまった軍事オタクといえばいいか。石波は「行動が把握されるのが嫌だったら、そんな人は防衛省にいなくていい」とも言ったようだ。そのうち、広く公衆に奉仕する者、つまり公僕たるものは、常に居場所がわかるようにしておくのが当たり前、ということになりかねない。個体識別技術の進化はとどまるところを知らない。例えば、今年の『情報通信白書』のテーマは「ユビキタスネットワーク」だから、あながち荒唐無稽な予断というわけではあるまい。生物、無生物を問わずあまねく(ubiquitous)存在するものに固体識別のタグを取り付け、ネットワークで連結する、これがユビキタスネットワーキングにほかならないからである。

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