インドにて―その42006年09月11日 10:49

やはり牛が特別な存在。犬も多い。


昨日無事プネに到着。出発がまたまた大幅Delayだったためホテルに入ったのは夕方になった。チェックインののち、直ぐに町に出た。きょう(11日)は、スケジュールがびっしりと詰まっていて、明日(12日)も朝からY企業を訪れ、そのまま陸路ムンバイに向かう予定なので、プネの町を見るとすれば昨日の夕方しかなかったからだ。

と、いっても訪れたのは宮殿跡とその近傍のバザールの2箇所。まったく雰囲気は異なるが、日本で言えば、城址と城下町の商店街といったところ。宮殿跡の公園ではよく手入れがされた芝生で子どもたちが活発に走りまわっていた。とにかく子どもが多い。よくめだつ。若者も溢れている。しかもそれぞれいい雰囲気をもっているように感じる。いわゆるワルと思われる若者も健全なワル、すれていないワル、まっとうなワルといった印象だ。日本では中高年の男性を対象にちょいワル、という言葉が流行っているが、いずれインドでは そのような成熟社会の屈折した表現とはまだ無縁のようだ。

バザールでは、しかしながら、宮殿跡ののんびりした雰囲気、宮殿跡の高台から眺めた様相とは一変して激しい喧騒、清潔の概念がまだ目を覚まさない空間に圧倒される。人が次々といろいろな路地から溢れてくる。“後進”であることをむしろ種々さまざまなエネルギー源へと転じていく躍動。牛とYellow Cabとスズキのクルマ、が路上に同居する不思議な空間でもある。

テレビでは朝から9.11特集を映し出している。