「タイイクカイケイ」の「ノリ」って、「矩」とか「範」のこと?2007年03月23日 17:43

先日タクシーに乗った時のこと。仙台では珍しく愛想のいい運転手さんにあたった。 出身が秋田との県境に近い宮城県北と言っていた。仕事の空いた日には、もう何年もの間、 鳴子温泉に隣接する鬼首(おにこうべ)スキー場で子どもたちにスキーを教えてい るのだそうだ。今年は暖冬でほとんどその機会がなかった、といいながら語ってくれた話で 印象に残ったのが「最近の子どもは難しい」という一言。かつてと同じように 実技の説明をし、実際に滑らせ、問題があればそれを指摘する。それを素直に受け 容れる子どもが少なくなった、稀になったのだという。「指摘すると、落ち込んでし まうか、キレるか、になってしまいました」。

最近は、大学生でも事情はあまり 違わない。注意する、ということが、ショートカットですぐに人格の問題にまでなって しまいかねないのが現実だからだ。難点を突く、問題を糺す。これが難しい。いわゆる復元力のある 学生、いわれたことをバネに逞しく?育つ学生は少数派もいいところとなった。

ただ、 くだんの運転手さんがさらに言った言葉が、私のなかでテレマーク(着地点)を失った。腑に落ちると同時に 違和感を覚えた、とでもいえばいいか。「(スキーを)教えていて、素直に反応する子は います。とっても教えがいのある子。礼儀もいい子。でも、そういう子はきまってすでに何らかのスポーツ をやっている子なのです」。

昔も今も「タイイクカイケイ」という、辞書にはない タームが日常的には良く使われるのを思い出すのである・・。

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