コンビニは生き残れるか? ― 2006年04月16日 18:42
asahi.comが、「コンビニ 曲がり角」を取り上げている(リアルの朝日新聞では06/04/16 13版 1面)。
1974年にセブン-イレブンが江東区豊洲に第1号店を開いて幕を開けた日本のコンビニ。30余年が経過して、いまや「既存店の売上高は(06年)2月まで過去最長に並ぶ19ヵ月連続の前年同月割れ」という。その背景としては、ドラッグストアの台頭、スーパーの24時間化、高齢化に伴うコンビニ離れなどが指摘されている。それで注目すべきなのが、こうした最近の傾向に対して取られつつある対応策だ。1つは、「生鮮100円コンビニ」、もう1つは「女性向けコンビニ」という。後者の「女性向け」は、化粧品やサプリメントなどにウエイトをおくスタイルの対応策。非価格的な意味合いの強い「化粧品」と価格競争が前面に出ると思われる「サプリ」。この組み合わせが売上げ回復に結びつくのか、どうか。確かに面白いといえば面白い。が、ここでヨリ注目したいのは「生鮮100円コンビニ」の方だ。野菜、果物に精肉などを扱うということだからだ。日本では、かつて食料品を扱う「スーパーマーケット」が、結局日本型のスーパー、すなわちGMS(General Merchandise Store)へと転形した。無機的商品としての工業製品とは違って、生鮮食料品は自然の状況に全的に依存する有機的商品だ。したがって、生鮮食料品は、収穫の不安定性、価格変動に左右される形での品揃えの困難をかかえる商品であることから、そのマイナスを相殺するための手段として取り入れられたのが「衣料品、日用雑貨その他」の“計算可能”なアイテム導入であり、その結果として成立したのがGMSにほかならなかったといういきさつがある。その意味で、コンビニエンス・ストアが、生き残り策として選択したのが扱いの厄介な生鮮食品というのは実に大胆な選択というべきなのである。
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