団塊男性、定年後の「小遣い」はネットでゲット?2006年05月17日 15:41

「日経MJ」(日経流通新聞)の今朝の記事(七面)から。電子商取引(EC) 事業(WebShop)の支援ビジネスを展開するEストアーが、団塊世代の男性向けに行った「インターネット利用」に関すアンケート結果が紹介されている (Eストアーのアンケート結果はこちら)。 55歳~59歳という(中)高年を対象としたアンケートという点で言えば、いくつか注目すべきことが示されている。1つ。インターネットを「普段自宅でもよく利用する」が94%。1つ。インターネットの利用目的として、「電子メール」「情報検索」「ニュース」「ネットバンキング」などのパーセンテージが高い。反面、いまはやりの「ソーシャルネットワーク」や「ゲーム」「掲示板・チャット」「自分のHP・ブログの更新」などは低い。「チケット・宿泊予約」「ネットオークション」「ネットトレード」もさほど高くない。1つ。定年後、ネットショップ運営に関して「興味がある(含・すでにやっている)」のが65%。その理由は「小遣いを得る」「自分の好きなこと・趣味を仕事にしたいから」が比較的多い。

ということは、現時点では、インターネットを受身的に使っていながら、定年後はこれを「小遣い稼ぎ程度」には積極的に使いこなしたいと思っているのが団塊世代の男性像ということになる。いま仕事がらみでインターネットを使ってはいるものの、インターネットというメディアの最大の特徴である「双方向性(interactive)」に対しては、自覚的でないとすれば、いわばWebコミュニケーション力という側面ではあまり期待できそうもないだろうから、「小遣いゲット」ははかない夢におわる可能性が大、と言えそうだ(*^.^*)。