老舗の“プライド”2007年03月15日 19:15

老舗と呼ばれた店の閉店が目立つようになって大分経つ。大都市でも地方都市で も見られる現象である。仙台も例外ではない。ここ5、6年、創業百年のスポーツ 用品店をはじめ、仙台名産の笹かまぼこ店、デパート、眼鏡店、お茶屋、文具店 などなどかつてであれば閉店など思いも寄らぬ店が相次いで撤退した。業種別で 突出しているのが書店。一応「学都」と呼ばれてきた仙台。そこで古くからの書店が 淘汰された。淘汰されつくした。大型書店の圧倒的パワーの前に「歴史と伝統」 はひとたまりもなかった。そんななかで市の中心部でしぶとく生き残っている 書店がある。正確には「生き残っている」というとウソになる。かつては市内 でも大きな、もちろん専門書も揃えた“なんでもある”「大型書店」だった。が、い まは雑誌とコミックと文庫だけを並べるどこにでもある小さな本やにすぎない。 そこまで追い詰められた。でも、きょうその前を通って、昔と同じ店のテーマソ ングを流しているのに気づいた。「本のデパート○○堂、本のデパート○○堂♪・・」

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