これが、これからのビジネスモデル?2006年02月21日 23:51

基本的には自分自身の思い違い、記憶違いの問題ではある本日私的に体験したことから。マイカーの車検切れが来週の月曜日(27日)であることに今朝気がついた、という問題。自分では12ヶ月点検が2月下旬にやってくる、と「認識」していたのだが、これが思い違いだった。「点検」ではなく「車検」であることにいわば偶然気がついた(前回から、それまでのと比べると2まわりくらい小さくなった車検シールにふと目がとまった)。そこでこれまで頼んでいたN自動車販売に電話すると火曜日は定休日、と伝えるアンサーリングマシンの声。そこでやむなく最近タイヤの履き替え(夏タイヤと冬タイヤ)で世話になっているH社に聞いてみると快く引き受けるとの回答あり。車検は最長3日で完了、代車も用意する、とのことで一件落着。事の顛末は以上なのだが、ここで問題に取り上げたいことは「マイカーは、97年購入で、既に丸9年乗っており、一般的、平均的に言えばとうに買い替えが済んでいるクルマ」だということにある。ビジネスの立場からすれば「客はすでに購入後まる9年同じクルマに乗っている。この2月末が車検だ。新車に替えるよう、プロモートしてみよう」となるのが当然だろう。しかし、これが一切なかった。だから当方はあやうく車検切れのクルマにのるところだった。少なくとも20世紀中であれば(あるいはN社再興の祖Gの改革以前であれば?)、顧客に対する「車検」のアナウンス、働きかけが何回かあり、それに応じて余裕をもって継続なり、新車への切り替えをしていたはずだ。しかしこうした余計なお世話(パターナリズム)は、家族的な企業-顧客関係という悪しき因習にほかならないと判断しているのだろう。いまや市場原理が至上なのであり、その「哲学」は自己決定・自己責任だ。「『車検』」という大事なことぐらい自分で覚えておけよ。思い出して他社と比べてわが社のサービス商品を選択するとなったら、いろいろサービスしますぜ」。これがこれからのビジネスモデル?・・・市場原理の徹底がかえってビジネスチャンスを逸することにつながるパラドックスとでもいえばいいか。考え過ぎか・・。