新しい“へたうま”の世界? ― 2007年01月11日 22:44
1980年代、ポストモダンがあれこれ話題となるなか、“へたうま”というのが
流行ったことがあった。一見、稚拙ながら、実は個の表現という意味で結構底が深く
おいそれとは模倣できない、そんなひとつの流れだった。まったくの素人が、これ
だったら自分にもできると思わせることでうけたという面もあった。この“へたうま”、
表現と言ってもどちらかといえば「絵」「イラスト」「マンガ」の世界で拡がったの
ではなかったか。
今朝の日経の「文化」面に「主婦の日常何でも歌に」◇ 「あ~女はバーゲンバーゲン・・・」、ライブで即興も◇というのが載った。文章を 読む限り、「素(す)」を粧うという方向が1つの選択肢なら、これとは逆に「素(す)」である ことにこだわるという方向も1つの選択肢だとして、この後者に身をおきながら 音楽を表現する世界かな、という印象だった。例えば、出だし。♪待っていました この葉書 まだかまだか と 思ってました 全品50%オフ 中には七割引きも ある 赤い数字が 私を燃やす あ~女は バーゲンバーゲン 行かなきゃ損損 バーゲンバーゲン 命がけだわ♪ 筆者(秦万里子)は書く。「世の中には歌になって いない分野があまりにも多いと思う。『彼の手が肩に触れて、その時私は・・』などという のは人生のほんの一部。主婦の生活の大部分は、明日のお弁当をどうしようとか、レンジ でチンしたまま忘れたおかずが腐ってしまったとか、スーパーのレジでどの列に並ぶと 一番早いかとか、そんな小さな悩み事で占められている。それを歌にする。美しいメロディー で。」
著者は、音楽家として専門的に修養を積んだ人だ。だから実際どんな歌 なのか、聴いてみたいと思った。そこで試みに ネットサーフィンして訪ねてみた。そこには「歌」による“へたうま”の世界が拡がっていた。これだったら私にだって・・・。
今朝の日経の「文化」面に「主婦の日常何でも歌に」◇ 「あ~女はバーゲンバーゲン・・・」、ライブで即興も◇というのが載った。文章を 読む限り、「素(す)」を粧うという方向が1つの選択肢なら、これとは逆に「素(す)」である ことにこだわるという方向も1つの選択肢だとして、この後者に身をおきながら 音楽を表現する世界かな、という印象だった。例えば、出だし。♪待っていました この葉書 まだかまだか と 思ってました 全品50%オフ 中には七割引きも ある 赤い数字が 私を燃やす あ~女は バーゲンバーゲン 行かなきゃ損損 バーゲンバーゲン 命がけだわ♪ 筆者(秦万里子)は書く。「世の中には歌になって いない分野があまりにも多いと思う。『彼の手が肩に触れて、その時私は・・』などという のは人生のほんの一部。主婦の生活の大部分は、明日のお弁当をどうしようとか、レンジ でチンしたまま忘れたおかずが腐ってしまったとか、スーパーのレジでどの列に並ぶと 一番早いかとか、そんな小さな悩み事で占められている。それを歌にする。美しいメロディー で。」
著者は、音楽家として専門的に修養を積んだ人だ。だから実際どんな歌 なのか、聴いてみたいと思った。そこで試みに ネットサーフィンして訪ねてみた。そこには「歌」による“へたうま”の世界が拡がっていた。これだったら私にだって・・・。
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