ブランドカフェでお茶できる?2006年11月14日 08:41

今朝の読売、くらし面(12版、19頁)。「エルメス、グッチでお茶しませんか」の コラムが目を惹いた。要するに、フランス、イタリアなどヨーロッパの有名ブラン ドが、直営店の一角にカフェをオープンする例が目立ってきたのを取り上げた小さな 記事。

グッチ銀座は、銀座の街並みを眺望できるよう店舗の4階にカフェを 設け、エルメスは最近増床した旗艦店(銀座)の2階に開いたという。海外では、ブル ガリ、ヴェルサーチがホテルをもち、アルマーニがインテリア関連の店を構えている ともある。まさか、生活の空間と時間のすべてをブランドで埋め尽くすというのが、各 ブランドの究極のイメージというわけではないだろうが、大いなる疑問符がただちに 浮かんでくるのは否定しがたい。各ブランドのイメージ戦略という意味では、こういう 手は“あり”だとは思う。しかし、消費者にとっては、つまるところ快適時空になるの か、否かは別問題というべきだ。

世界のブランド市場(売上げ)の3割 ~4割は日本(人)がらみというのがまぎれもない現実。日本(人)の記号消費はいまな お健在なり、だ。ブランドに弱いという点ではどの国民にもひけをとらない。とすれば 、ブランドカフェは少なくとも日本の小金もちにはよくなじむ企画とみるのが正解なの だろうか・・。

ブランドはあくまでモダン(ヨリ正確には後期モダン)と一体だ。 文字通りの脱近代(ポストモダン)との距離は驚くほどといってよい。ホントにモダン (近代=資本主義社会)を脱けるということは、ブランドという均一、均質の世界に多数の者がこぞって 入り浸るということとは異質だからだ。

私は、マスターがなんども試みては 失敗し、その果てに遂にわがものとしたマスターだけの風味にささえられたカフェを 味わいたいと思う。それはやはり路地裏のささやかな店以外のものではない・・。

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