UNCTADの情報経済報告(2006)2006年11月17日 22:45

昨日UNCTADが"Information Economy Report 2006"を発表した。 その中から。 世界全体のケイタイの契約者(Subscriber)数は、21億人。3人に1人がケイタイをもつ。 またインターネットの利用者も着実に増え、初めて10億人を突破した。いずれも先 進国よりも発展途上国での増加が目立っている。かつてLeon Trotskyが「遅れてき たものが先頭に立つ」と後進国革命についての名言をはいたが、IT革命でそれが実践され つつあるとでもいえばいいか。確かに固定電話はインフラ整備を含めて莫大な費用がかか る。ケイタイはそれに比べればはるかに軽装備だ。通信ケーブルのかわりに、電波を介し て基地局とのやり取りを無線通信で行なう。

日本のIT実績の中で世界トップなの が、企業のインターネット利用率。なんと97.5%。2位が97.4%のデンマークとアイスランド。 スエーデン95.9%で6番目。韓国94.0%9番目。全体として注目されるのはブロードバンド の普及率、まだまだ低い。25%に達しているのは、デンマーク、アイスランド、オランダ、 韓国だけ。日本、アメリカは16%~17%程度らしい。ネットワークの時代といってもその 本格化はまだまだということを示している。と、いうわけで300ページを超える報告書だが結構面白い。

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